小学校でパフォーマンスを行うと、
よくこんな声をかけていただきます。
「すごいですね」
「こんな技、どうやって練習しているんですか?」
もちろん嬉しい言葉です。
でも、僕たちが小学校でパフォーマンスを続けている理由は、
「すごいところを見せたいから」ではありません。
目的は「上手さ」ではなく「記憶に残る体験」
体育館でのパフォーマンスが終わったあと、
子どもたちの反応はさまざまです。
・目を輝かせて近づいてくる子
・「あれ、どうやるの?」と質問してくる子
・少し照れながら友だちと話している子
その中で、よく感じることがあります。
技の内容よりも、空気や雰囲気のほうが強く残っている
ということです。
「できた・できない」ではなく、
「やってみたい」「楽しそう」という感覚。
この最初の一歩が、
その後の成長にとって一番大切だと考えています。

あえて“完璧”を見せない理由
パフォーマンスの中では、
わざと説明をしすぎないことがあります。
失敗する場面をそのまま見せることもあります。
それは、
挑戦する姿そのものを見てほしいからです。
上手な演技だけを見せると、
「特別な人たちの世界」で終わってしまう。
でも、
失敗して、やり直して、成功する。
その流れを見ることで、
「自分にもできるかもしれない」
「やってみたい」
そう思ってもらえる。
小学校という場所だからこそ、
この感覚を大切にしたいと思っています。
パフォーマンスは「入り口」
僕たちにとって、
小学校でのパフォーマンスはゴールではありません。
あくまで
運動や挑戦への入り口です。
そのあとに
- なわとびを始める子
- ダブルダッチに興味を持つ子
- しばらくしてから教室に来てくれる子
いろいろな形があります。
すぐに始めなくてもいい。
でも、
「あのとき見た」「あの体育館の空気」
それがどこかに残ってくれたらいい。
そう思って、続けています。

教室で大切にしていること
教室では、
いきなり難しい技をやることはありません。
・まずは縄に慣れる
・リズムに合わせて体を動かす
・失敗しても大丈夫な空気をつくる
小学校で感じた
「楽しそう」「やってみたい」を、
ちゃんと育てていく場所でありたいと思っています。
競技として本格的に取り組む子もいれば、
運動が好きになるきっかけとして続ける子もいます。
どちらも大切です。
新年度に向けて
毎年、新年度が近づくと、
体験に来てくれる子たちがいます。
・小学校のパフォーマンスを見て気になっていた
・前からやってみたかった
・新しいことに挑戦したくなった
理由はさまざまですが、
どの子にも共通しているのは
「一歩踏み出そうとしている」ことです。
今年の新年度も、
そんな子たちとの出会いを楽しみにしています。
少しでも気になった方は、
まずは体験からで大丈夫です。
体育館で感じたあの空気を、
今度は自分で味わってみてください。